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ストーリー

時短で育児をしながらPMとしてバリューを出す秘訣

「そんなに苦労なくプロジェクトを回せていると思う」そう言い切る藪口(やぶぐち)あゆみは現在、時短で育児をしながら、PM(「プロジェクト・マネージャー」の略)として、ある大規模な開発プロジェクトのPMO(「プロジェクト・マネジメント・オフィスの略)をリードしています。

 

通常のコンサルティングファームであれば「常に100%、時には150%のパワーが要求される」と言われるPMの仕事を、藪口はどのようにして短い勤務時間でやり遂げているのか。そこには、彼女がケンブリッジでキャリアを積むうちに醸成された「Take Initiative」「多様性の受容」「人に任せる割り切り」といった考え方がありました。

#01ケンブリッジのスピード感が合うな、と思った

前職はSEだったんですよね。

 

藪口「そうです。トータル7年ほど在職しました。最初の3年はプログラマーで、その後、大手外資系企業のIT部門を支援していました。そこで要件定義をやるようになったのですが、これがとても面白かったんです」

 

要件定義といえば、ユーザーと議論しながらシステムの仕様を決めていくフェーズですね。

 

藪口「色んな言語を覚えてシステムをガリガリ作るより、人と対話しながら課題を解決して前に進む方が面白いなと思いました。また、何度か大手のコンサルティングファームの人たちと一緒に仕事をすることがあったのですが『私、絶対あっちの方が向いてる』と転職を決意しました」

 

いろんなコンサルティングファームがある中で、ケンブリッジを選んだ理由は?

 

藪口「スピード感が私に合ってる、と感じたんです。
選考面接の後、面接官が『ちょっと待ってて下さい』と言って部屋を出ていったと思ったらすぐ戻ってきて『次の面接に進んでもらいたいんですけど、いつがいいですか?』とスケジュール調整が始まったり、最終面接でも『内定を出すことにしました』とすぐにオファーレターが出てきたりと、スピード感が無駄なく合理的ですごくいいなと思いました。
あとはカルチャーですね。ホームページでカルチャーに関するページを見ながら『なんかこの会社面白そう』と興味がわきました」

 

#02「やるべきだ」と思ったらやっていいんだ

他人の意見は、まずはそのまま受け止める。肯定も否定もせずに。

転職したてのころにコミュニケーション面でとても苦労した、と聞きました。

 

藪口「はい、最初にJoinしたプロジェクトのPMと全然考え方が合わずに衝突してしまって(笑)。
例えば、お客様への報告方法。PMはお客様への報告をもっぱらメールで済ませていたので、私は「お客様への報告はPMの重要な仕事。メールではなく対面でやるべき』と言ったのですが『メールで伝わっているはず』と全然聞き入れられずに口論になり、険悪な雰囲気になってしまいました。今思えば、PMなりに考え方があっての振る舞いだと分かるのですが、当時はそれが許せなかった」

 

今は全然そんな雰囲気ないですよね。

 

藪口「プロジェクトが終わった後『なぜあんなに衝突してしまったのか』『他にやり方はなかったのか』とモヤモヤしていたら、ある先輩社員から『もしお客様への報告を対面で実施したほうがプロジェクトが円滑に進む、と思うなら、それはPMの仕事、と決めつけずにあなたが直接やるべきだったのでは?』と言われてハッとしました。他の社員からも『プロジェクト成功のために何をすべきか考えて、動いたらいいじゃないか』と言われて『そうなのか。ケンブリッジはやるべき事をやっていいのか』と。そこでブレイクスルーがあったんですよね」

 

ケンブリッジの6 Core Valueのひとつである「Take Initiative」ですね。プロジェクトが成功するために必要だと思えば、自ら率先して責任を持って実行する、という考え方。

 

藪口「そうです。例のお客様報告も、役割にこだわらず『私が報告しておきますね』とやり方を変えたら、プロジェクトもチームもうまくいくし、相手も感謝してくれるし、自分もヘルシーだし、悪いことは何もない。私は何にこだわってたんだろうと思いました」

 

そこから様々なプロジェクトに関わり、今は逆にPMの立場になっています。普段PMとして気を付けていることはありますか?

 

藪口「関わる人が増えれば増えるほど『いろんな意見があるんだなぁ』って思いながら、まずは受け止めています(笑)。PMと衝突していた頃の自分なら、他人の意見に対して『いや、そうじゃないでしょ』とか『自分の考えが正しい。他の人もきっとこう思ってるはず』とか言っていたかもしれない。でも皆、プロジェクトを成功させたくて意見を言ってるはずなんですよね。だから否定も肯定もせずにまず受け止める。
もうひとつは、受け止めた意見を咀嚼して、それが本当にプロジェクトにとって最善なのかを判断すること。プロジェクトを多様な関係者が全員が納得する真のゴールに導くためには、いろんな人の価値観や意見が必要だということです」

 

#03時短PMの秘訣は「人に任せる割り切り」

現在は、時短で育児をしながらのPMです。

 

藪口「時短だからといって、そんなに特段の苦労はないです。家に仕事を持ち帰ることもしません。もちろん、子供の発熱などで突然休まざるを得なくなることはそこそこありますが、その中でもちょっと工夫すれば、PMとしてバリューが出せると思っています」

 

どんな工夫をしているのでしょうか?

 

藪口「ふたつの工夫をしています。
まず、自分のタスクをいくつかのパーツに分解して進めています。パーツ単位でサクッとアウトプットを作り、早く周囲に共有して意見をもらい、ブラッシュアップしていく。このサイクルをクルクルと回すことです。ボリュームの大きなタスクでも、1日で終わらそうとせずに、数日に分割して進めるようにしています。上流工程でプロジェクトのゴールを言語化するような、じっくり考える時間が必要なタスク以外であれば、だいたいこのやり方でうまくいきます。
もうひとつは『人に任せる割り切り』。自分のタスクなんだから自分でやり切らなきゃって、抱え込むのは辛いと思います。子どもを寝かせてる横で仕事をするようになってしまうとヘルシーじゃないし、幸せじゃない。時には『ごめんなさい』っていう覚悟を持つのも大事だと思います。その点、仕事の進め方をパーツ単位でイメージできているので、途中から誰かに引き継ぐことになっても『ここまで進んでいるから、後はこういうやり方でよろしく』と言いやすいと思います」

 

周囲のメンバーからの反応はどうですか?

 

藪口「『時短だからと引け目を感じる必要はない』『急に休むことがあるのはみんなわかってることなので謝らなくていい』と皆が言ってくれます。すごくいいチームで気持ちよく働けて助かっています」

 

藪口さんの割り切りとメンバーのTake Initiativeの精神がチーム内の信頼関係を生んでるのですね。これから時短で勤務する人たちとその周囲のメンバーにとって、よいモデルケースになるといいですね。

 

藪口「はい、そう思います。会社の制度や仕組みについても、こうすれば時短勤務でもうまく働けるはず、というのがいくつもあるので、変えていきたいですね」

 

そういえば藪口さんは「ワークアウト(会社を変革するための提案を有志が半日で取りまとめ、その日のうちに経営メンバーが合否を意思決定する場)」の発案者なんですよね。

 

藪口「はい。これまでは、実態に制度が合わなくなったら都度見直す、ということをしていたのですが、それよりも『社員が率先してケンブリッジを変革するための仕組み』があったほうが楽しいじゃないですか。
いろいろ調べたら、GE(ゼネラル・エレクトリック社)で『ワークアウト』という取り組みがあったので、取り入れてみることにしました。ワークアウトもこれまで4回やって、毎回様々な提案がなされます。変革に苦労は伴うかもしれないけれど、その変革がうまくいけば、提案した社員の会社に対する誇りは高まるはずです。何より、みんなポジティブに『こうすればもっと会社がよくなるはず』って提案するので、運営側も気持ちいいんですよね。
これからも、時短勤務など働き方に制約のある人も含め、社員全員が気持ちよく仕事ができるように、不都合なことがあれば変えていきたいですし、そうすれば皆ケンブリッジのことをもっと好きになるはずだと思っています」

 

次回のワークアウトも楽しみにしています。ありがとうございました。

 

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