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ストーリー

出戻り社員が語る、ケンブリッジと他社の違い

ケンブリッジから転職したあと、再度ケンブリッジに戻って来た出戻り社員に、他社で働いてみて改めて分かったケンブリッジの良さや改善すべき点など、オープンにお話しいただきました。

こんな方はぜひ読んでみてください。
・ケンブリッジが他のコンサル会社と何が違うのかわからない
・会社を選ぶ上でどんなことに気をつけるべきかがわからない

~ 登場人物紹介 ~
Aさん:ケンブリッジに11年在籍。大手コンサルティング企業に転職後、1年後に出戻り。
Bさん:ケンブリッジに8年在籍。ITベンチャー企業に転職後、2年後に出戻り。
Cさん:ケンブリッジに18年在籍し、コンサルタントと人事を経験。デジタルマーケティング会社とメーカーに転職後、3 年後にコンサルタントとして出戻り。
Dさん:ケンブリッジに5年在籍。創設期のコンサルティング企業に転職しフリーランスなども経験後、12年後に出戻り。

#01ケンブリッジを離れたのはやりたいことやスキルアップのため

皆さんの自己紹介も兼ねて、簡単な経歴とケンブリッジを辞めた理由を教えてください。

Aさん:
ケンブリッジでは2007年から11年間働きました。辞めた理由は、ケンブリッジで地域創生の新規事業立案に携わったことがきっかけです。この領域はとても楽しかったので、このような案件に関わりたいと感じるようになりました。しかし、当時のケンブリッジでは珍しい案件だったので、その後も関われるかがわからず、新しい経験や知見を求めて同業の大手コンサルティング会社に転職しました。まさかの1年で戻ってきましたが(笑)たぶん今回のメンバーの中では一番早い出戻りですね。

Bさん:
私は2009年から約8年間ケンブリッジで働きました。最初は辞めるつもりはなかったのですが、自分が知りたかった技術特許情報を持つITベンチャーから声をかけてもらったことがきっかけです。いい機会だったので作る経験も通して自分の言葉で語れるようになりたいと思い、その企業に転職して、2年後に戻ってきました。

Cさん:
私はケンブリッジで2001年から、コンサルタントとして6年、人事として12年働きました。長く在籍していたので、自分に甘えがあると感じ、「このままではまずい、外に行って鍛えなおしたほうがいい」と思ったのが辞めたきっかけですね。その後デジタルマーケティング会社とメーカーで人事をしていました。戻ってきたのは辞めてから3年後ですね。

Dさん:
だいぶ昔の話になりますが、1997年にケンブリッジに入り2002年まで働きました。当時はケンブリッジの元の親会社が別会社に買収されて、ケンブリッジもコンサルというより物売りの会社になってしまったのでそれが嫌で離れました。コンサルティング会社の立ち上げメンバーや、フリーランスをやっていた時代もありました。ケンブリッジに戻ってきたのは辞めてから12年後ですね。

みなさん理由はバラバラなんですね。

Cさん:
そうですね。Dさんの状況はまた違いますが、ケンブリッジのことが嫌になって辞めたというよりも、他にもっとやりたいことがあった、もっとスキルを身につけたかった、という動機が多いですかね。

Aさん:
当時は今より会社規模が小さく、案件の種類も多くありませんでした。また、今はテクノロジーに特化した社内の専門部隊などがありますが、当時はなかったですし。そうすると、やりたい仕事をやったり知見を身につけようと思うと他の会社に行く、というのは自然な選択だったと思います。

#02働く上で大事なのは、会社と自分の価値観が合うかどうか

一度はケンブリッジを離れたのに、それでも戻ってきたのはなぜなのでしょうか?

Bさん:
2年間ベンチャー企業で働き疲れていたこともあり、自分と価値観が一致していることで働きやすい環境であるということが大きかったです。ケンブリッジで大事にしている Right という価値観のように、売り上げにならなくてもお客さんにとって正しいことを提案したいという気持ちがあったので、強制的なノルマを課されてRightが実現しにくいのは苦しいと思いました。あと、他社で学んだことを伝えて恩返ししたかったということもあります。

Aさん:
私も転職先の会社が顧客ファーストではないように感じたことが理由です。投資対効果が出なくても案件を取ってきたり、若手を経験があるように見せてプロジェクトに入れたりするような働き方は、自分の仕事を子どもに胸を張って説明できないと思いました。その点ケンブリッジは「お客さんにとって正しいことをする」という考え方を大事にしていて、いくら売り上げになるとしても本当にお客さんのためになると思わなければ提案しない、という価値観が社内に根付いていますね。

Cさん:
正しいことをする、という文脈で言うと、社内に対しても「もっとこうしたほうがいい」と思うことをオープンに伝えられるかも大事ですよね。自分が思ったことを表明したらちゃんと受け止めてもらえるし、議論してもらえる、という環境はとても居心地がいいです。

どんな会社でも「お客さんにとって正しいことをする」とか「社内にオープンに伝えられる」ということを大事にしているのではないですか?

Aさん:
理念として掲げていても実際は売り上げ重視である会社はとても多いです。会社を存続させるために売り上げを上げることもとても大事ですから。すでに行動原理の元が売り上げを上げることになっている会社が多いので、正しいことをしようと動くことは流れに逆らうことになってしまって大変なんです。オープンさについても、前職では経営陣で話していた内容をメンバーには公開されなかったりしてもやもやすることがありました。

Cさん:
「思ったことをそのまま言ってはいけない」というのはケンブリッジの外で得た大きな学びです(笑)。多くの会社では、正しいことをオープンに発言する、というのはとても勇気がいるし、慎重にすべきことなんです。

Bさん:
その点ケンブリッジは放っておいても正しいことに向かっていくのがとてもいいなと思いますね。社員みんなが同じ方向を向いているから働くのが楽なんですよね。ケンブリッジの場合だと、社内政治に気を使ったり売り上げ目標を達成するプレッシャーに駆られるなどの 無駄なところに労力をかけず、本当に必要な価値提供に重きを置けるのは大きいと思います。

#03プロジェクトをうまく進めるノウハウが会社の日常に浸透しているのがすごい

価値観以外に、外に出たみなさんだから感じるケンブリッジの強みはありますか?

Cさん:
やっぱりファシリテーションですね。この言葉は会議の司会進行のような意味として使われることが多いかもしれませんが、ケンブリッジではもっと大きい単位の「プロジェクトをうまく進めること」を指します。
それって実はとても難しいんですよ。会社内のルールやシステムの仕様などの制約がある中で、いろんな意見を持った関係者の納得のいく合意形成が必要で、こっちを立てればあっちが立たずになったり。これを先に検討しておくべきだった!ということが発覚して手戻りになることも。そういう失敗が重なって、想定よりも時間やお金がかかったり、使われないシステムを作り出してしまうことも、世の中ではよくあることです。ケンブリッジにはプロジェクトをうまく進める方法論があり、どんな仕事でも品質高く進めていくことができます。

なるほど。ただ、コンサルティング会社ならどこも同じように、プロジェクトをうまく進める技術があるのでは?

Dさん:
たしかに、どの会社も多かれ少なかれ技術はありますが、他社だと個人で磨いていくスキルなんですよね。ケンブリッジには会社のカルチャーを組み込んだ方法論があり、さらに全社員が徹底していて、プロジェクトをうまく進めるために必要な動作が日常に浸透しているんですよ。どこの会社もケンブリッジと同じようなカルチャーを掲げていますが、現場では浸透していなかったり、プロジェクトをうまく進める動作もパートナー次第でやったりやらなかったりします。私は複数のコンサルティング会社に所属しましたが、ここまで徹底している会社は珍しいですね。

Bさん:
ファシリテーションスキルは価値が高くて、転職したときにも活かせました。例えば、先々を踏まえて関係者の期待値をコントロールしたり、誰も何もわかっていない状態でプロセスを決めたりすることで感謝されることが多かったです。社内で求められて講習会を開いたりもしました。正直自分はファシリテーションに自信がなかったので、そんな自分でも活かせるスキルが身についていることに驚きましたね。

一方でケンブリッジの弱みはなんでしょうか?

Dさん:
先ほど話していた話の裏返しですが、プロジェクトの進め方の方法論は溜まっているので、もっと各領域や業界、ソリューションなどの専門性も身につけていく必要があると思いますね。

Aさん:
そのためにも会社としてのノウハウ管理ももっとしたほうがいいと思います。他社では提案書や最終報告書もきちんと顧客ごとに統合管理されていて、検索して参照できました。そうなるともっと専門性についてのノウハウも貯まっていくと思います。最近ケンブリッジでも専門チームが立ち上がってノウハウ管理を始めているので、今後さらに良くなっていくかもしれませんね。

Bさん:
会社としてのノウハウを貯めるのも大事ですが、いろいろな情報や知識を会得しようとする貪欲さはもっとあっていいとも思いますね。今ケンブリッジでは、コンサルタントが実施する様々なトレーニングがありますが、そういった研修制度や方法論に甘んじず、もっと自分から自己研鑽していってほしいですね。

#04誰にとっても素晴らしい会社はない

いろんな会社を見てきた皆さんだからこそ、就職活動中・転職活動中の皆さんへのアドバイスはありますか?

Aさん:
やっぱり価値観は大事だと思います。業務内容や待遇だけでなく、自分が大事にしていることが実現できる環境か、そういう人が社内にいるかも確認したほうがいいですね。

Dさん:
価値観自体に優劣があるわけではないので、自分に合っているかどうかが大事だと思いますね。ケンブリッジは売り上げよりも大事にすることがあるというだけで、売り上げを上げることを目指すというのも会社としてとても大事だし、それを追いかけるのが悪いというわけではないので。

そういえば以前、Cさんは「就活は結婚に似ている」ともおっしゃっていましたよね。

Cさん:
そうお伝えしたこともありましたね(笑)会社はその人たちとともに過ごす時間が長く、一緒にプロジェクトを進めていきます。結婚もパートナーと長い時間をともにしていくので、近いものかなと思いました。そう考えると価値観の中でも、「好きなところがどれだけあるか」だけでなく、「嫌なところがないか、嫌だと感じるところが相手と同じか」という観点も、長く一緒にいるには大事だと思います。

Bさん:
そういう意味でも、誰にとっても「素晴らしい!最高!」という会社はないと思うんですよね。人それぞれの価値観があるので、その会社に合うかどうかも人によって違います。特にケンブリッジは合う人合わない人がはっきりしているかもしれません。合わなければ早くに退職してしまう人もいますし。どこを選ぶのが正解ということはないので、自分なりに試行錯誤して、納得のいく会社を決めてほしいですね。もしここまでの話に共感できるところがあったら、ぜひケンブリッジの門を叩いてほしいです。

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