CONSULTINGコンサルティング
プロジェクトマネジメント(PMO)改善コンサルティングの具体的な進め方
#02課題を指摘するのではなく、「解決できる状態」を一緒に作る
プロジェクトでは様々な課題が噴出します。それをどう解決していくかが、プロジェクトの進行スピードを左右し、成功を左右する要因となります。
一般的なPMOでも課題リストは作成しますが、以下のような問題をはらんでいます。
・課題を出してリストに記入するだけで、解決は担当者任せになることがほとんど。
・課題リストの更新も適切に行われず、いまどうなっているのかがわからなくなることもしばしば・・・。
・会議の場は形式的な場で、PMOが一方的に話して終わりとなることも。
・PMOをベンダーに依頼していると、自社の関わる範囲しか課題が出されないことも。
図表3 一般的なPMOの課題管理
ケンブリッジのPMOでは、
・課題発生時に担当者、期日を明確にします。
・難しい課題は、解決に必要な人と情報を明らかにし、必要に応じて解決の場をセッティングします。
・進捗が思わしくない課題に対しては、解決に必要な情報を集め、選択肢を用意し、議論をファシリテートします。
このように積極的に介入し、解決のプロセスまで一緒に考えることで、課題をためることなく解消してプロジェクトにスピードをもたらします。
図表4 ケンブリッジの課題管理