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画像:プロのファシリテーターに最適化されたオフィスとは
コラム

プロのファシリテーターに最適化されたオフィスとは

ケンブリッジのオフィスは、ご来社されたお客様に「ケンブリッジのワークスタイルが伝わりやすい良いオフィスだね」と言っていただくことが多いです。

一見するとオシャレなオフィスですが、ケンブリッジメンバーにとって働きやすい環境を追求した結果、今のようなオフィスになりました。実際、ケンブリッジメンバーがどのようにオフィスを使っているのか紹介します。

#01「これまでの活動を、オフィスでブーストする」ためのオフィス移転

入り口にはケンブリッジの行動規範「HaveFun!(楽しくやろうぜ!)」のオブジェ。

現在のオフィスへ移転するまでは、豊洲にある親会社ビルにオフィスを構え、長い間、社員が増えても床面積を増やすこともありませんでした。ケンブリッジのコンサルティングスタイルは、お客様先へ常駐し、深く入り込むスタイルです。そのため、自社のオフィスではなく、お客様先のプロジェクトルームこそが主戦場なのです。ケンブリッジのコンサルティングスタイルに自社オフィスの必要性が低かったことや、アクセスの悪さ、セキュリティ上お客様をお招きできないオフィスだったこともあり、ケンブリッジのワークスタイルを外部の人に体感してもらうというのはなかなか難しい状況でした。


そんな中、「理想のオフィスがあったら、もっとずっと楽しく、効果的に、大々的にできるのでは?」という空気が社内に生まれ、「これまでの活動を、オフィスでブーストする」ことを目的に、長年軽視していたオフィスを理想のオフィスへ変える取り組みが始まりました。3年間の検討、準備を経て、現在の赤坂オフィスへ2018年に移転してきました。

#02プロのファシリテーター集団が作った「ファシリテーターの殿堂」

Charta(カルタ)では参加者全員でスクライブすることも

私たちのオフィスは、プロのファシリテーター集団が作った「ファシリテーターの殿堂」です。ケンブリッジの社員はコンサルタントに限らず、全員がファシリテーターなので、議論のプロセスと結果を見える化できる設備さえあれば、すぐに議論を始められます。移転前から実践していた「その場でカジュアルに議論していろいろ決めきる」というワークスタイルをベースに、さらにファシリテーションに最適化された空間になるよう、今のオフィスを作り上げました。そのため、ちょっとした会話から「これについて議論しよう」となった時に、会議室が空いてないから後にするのではなく、今すべき議論をどこでもどんなスタイルの議論でもクイックスタートして納得感のある合意形成まで進められます。


エリアごとに目的にあった作りになっているのはもちろん、ファシリテーションに関係するツールまでこだわっています。たとえば、いつでもすぐに議論が始められるようにテーブルを兼ねたホワイトボード、プロジェクターがキレイに映りやすいホワイトボード、仕切りにも使える壁のようなホワイトボード・・・と、ホワイトボードひとつとっても議論の仕方に合ったものを用意しています。


オフィスのなかでいちばん大きなエリア、ラテン語で闘技場を意味するArena(アリーナ)では、お客様を招いての戦略合宿や社員同士の大規模な勉強会を実施します。アーチ状の白い壁には、プロジェクターで資料を投影してプレゼンをしたり、議論を可視化するためにメモを取っていきます。

また、Charta(カルタ)と呼ばれる部屋には、ケンブリッジのプロジェクトではとても重要なアイテム、フリップチャートが14個も壁に取り付けられています。フリップチャートとは白い複数枚の模造紙がまとめられたとても大きなメモ帳のようなものです。普段、私たちは対面の議論ではフリップチャートを使い、議論を可視化していきます。2時間の議論でおよそ10~15枚くらい書き出し、書き終わったら壁に貼っていきます。Chartaではフリップチャートを壁に貼る作業がなく、議論を続けられます。
ここで紹介したエリアだけでなく、いたるところにファシリテーションの仕掛けがあり、社員がさまざまなところで議論を繰り広げています。

#03社員同士がつながるためのβaseCamp0.5

Arena(アリーナ)の広さとプロジェクタを生かしたリアルマリオカート大会。

ケンブリッジでは、プロジェクトをよく「険しいけれど達成しなければならない厳しい山々」に例えます。厳しい山々の頂上に到達するには、その準備のためのベースキャンプ(基地)が必要です。最前線のベースキャンプ(いわば「BaseCamp1.0」)はお客様先のプロジェクトルームになります。

ケンブリッジのオフィスは、それよりも緩い場所(「0.5」)として位置付けています。「ここに立ち寄れば誰かと情報交換や有意義な議論ができる」「コーヒーや、時にはアルコールも飲みながら、リラックスできる」といった緩めの価値観で過ごせる場所です。頭文字が「ベータ」になっているのは、もっと過ごしやすいオフィスとしてどんどん改良し続けていこうという想いが込められています。


たとえば、Luida(ルイーダ)というエリアは、あるRPGに登場する、仲間を加えたり預けたりする酒場と同じ名前のバースペースです。その名の通り、夜になるとお酒を飲みながら交流する場になっています。最近では、ボードゲームにハマった社員が仲間を集めてボードゲームを楽しんだりしています。社内はフリーアドレスなので、日中Luidaで仕事をしている社員もいます。社員の交流の場という目的を持っているオフィスなので、Luidaに限らず、一番広いエリアで家族参加OKのリアルマリオカート大会やスポーツ観戦などレクリエーションにもオフィスを活用しています。

#04社外の方にケンブリッジを知ってもらうための饒舌なオフィス

壁に貼られたケンブリッジを表すデータ。そのほか、お客様の声や写真が壁一面にびっしりあります。

ケンブリッジとプロジェクトをご一緒したことがない方にとっては、「ケンブリッジのコンサルティングとは?」を口頭で説明してもなかなかイメージしにくい部分があります。ファシリテーションに最適化された空間、お客様の事例、ケンブリッジの歴史、オフィス内で実際に議論している様子を生で見ていただくことで、ケンブリッジをご理解いただけるようなオフィスにしています。


オフィスへ入ると、足元にはロボットが自由に動き回っています。プロジェクト支援させていただいたLOVOTの“あんこ”と”しらたま”です。はいってすぐのゾーンには、お客様事例やケンブリッジに関するパネルの展示、イベント時に撮影した写真、お客様からのメッセージなど、どのような会社か知っていただくための情報が揃っています。
なかでも、ケンブリッジを知ってもらうために大切なのが、議論を見てもらう・議論に参加してもらうことです。ご契約前のお客様に、どのようにプロジェクトを進めていくのかイメージを持ってもらうために、ご来社いただき、ケンブリッジのワークスタイルを体感してもらうこともあります。

採用時も同じく、社員の働く姿や社員同士のコミュニケーションを見てもらって、働くイメージを持ってもらうようにしています。お客様や入社予定の方だけでなく、社員の家族や友人など「オフィスに行ってみたい」というリクエストにも柔軟に対応しており、ケンブリッジを体感してもらう場としてオフィスを活用しています。

写真や動画でオフィスそのものはお伝えできても、どのようなワークスタイルなのか、どう議論を進めているのかなど、ケンブリッジを知っていただくのはなかなか難しいものです。ぜひ、オフィスへ遊びに来ていただいて、ケンブリッジを体感してください。

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