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Cambridge Technology Partners

JIRO UMEZAWA

梅澤 次郎2008年中途入社アソシエイトディレクター

チームでいい仕事をするには、
メンバー一人ひとりが
プロとしての仕事をすることが
必要なんです。

お客様に語っていただくことが大事

一番印象に残っているプロジェクトは、ある会社の業務効率化の案件です。そのお客様は自社の事務処理が非効率であるとの問題意識をお持ちで、その効率化の支援を行いました。コンセプトフレーミングという、効率化の構想を策定するところから携わりました。お客様の社長へのインタビューも行いました。大会社のトップが自社の事業に対してどのような思いをお持ちなのか、直接伺うことができて貴重な経験になりました。

とにかくメンバーに恵まれました。このチームは後に「ベストチーム」(※1)に選ばれたのですが、活発な議論を通して、お互いの足りないところを補うことができていました。うまく強みと弱みが噛みあっていたんですね。お客様のメンバーともお互いに信頼感を持ってコミュニケーションが取れていました。

大変だったのは、一泊二日の合宿形式でプロジェクトについて集中的に討議したときのことです。短期間で成果を出さなければいけないというプレッシャーがありました。気をつけたのは、とにかくお客様に沢山の意見を出してもらうということです。合宿の成果を高めるため、私達も事前に十分に議論し、自分たちの意見を持って合宿に臨みますが、私達の意見を押し付け過ぎないようにしなくてはなりません。
お客様ご自身の意見を語っていただくことが大事なのです。結果は、改革に向けた活発な意見交換ができ、お客様も含めて納得感を持った良い議論をすることができました。

自分の課題に
気づかせてくれるしくみがある

私はある事業会社で情報システム部の仕事を経験し、ケンブリッジに転職しました。ケンブリッジに入社して最初のプロジェクトにいるとき、RA(※2)からフィードバックされたことが今でも心に残っています。当時の私は、入社したばかりでケンブリッジのワークスタイルにまだ馴染んでいませんでした。前職と比較して、「どうしてこんなやり方をしているんだろう?」と思うこともありました。チームデリバリー(チームでコンサルティングサービスを行うこと)をあまり考えず、自分のやり方に固執していたんです。

そんなとき、上司とRAから同じような内容のフィードバックを受けました。そしてRAから、「フィードバックは全て正しい訳ではなく、玉石混淆ではあるが、複数の人から言われることには真実があるのでは」と言われました。これが大きな気付きになりました。文字どおりカルチャーショックでした。ああ、この会社にはこのように自分の課題に気づかせてくれる仕組みがあるのだなと思いました。ケンブリッジの良い所の一つです。

良いチームとは
一人ひとりがプロとしての仕事をすること

入社後、2つめのプロジェクトでは、お客様に対しチームではなく一人でコンサルティングを行う時期がありました。ケンブリッジではチームデリバリーが基本なので、どちらかというと珍しい機会です。ただ、このプロジェクトも私にとっては貴重な経験になりました。キツい局面もありましたが、それを一人で乗り越えたことは自信になりましたし、一人のプロフェッショナルとして仕事をすることを学びました。最初のプロジェクトでチームデリバリーを学び、二つ目で一人のプロとしての仕事を学ぶことができ、この二つが私のコンサルタントとしてのベースになっています。

チームでいい仕事をするには、メンバー一人ひとりがプロとしての仕事をすることが必要なんです。チームデリバリーという名のもとに一人ひとりのパフォーマンスがごまかされるようなことがあってはならないと考えています。もちろん、完全な人間なんていませんから、足りないところを補い合うのは正しい。ただ、それはある局面では必要なことだが、同じことをずっと頼りきりではいけない。
プロとしてたゆまぬ向上心をもつ必要があると思います。

※1 ベストチーム : 年に一度、全プロジェクトの中から互選でベストチームを選ぶ。基準は「一員になって仕事をしてみたいチーム」
※2 RA : Resource Advisorの略。全社員に1人ずつついてキャリアのサポートを行う。コーチでありメンターでもある。